基礎工事の種類と選び方
「基礎工事って、どれも同じじゃないの?」と思っていませんか? 実は、基礎の種類を誤ると、建物が傾いたり、不同沈下(家の一部が沈む現象)が起きたりするリスクがあります。
基礎は家の「足元」であり、建物の重さを地盤に伝える最も重要な構造部分です。このコラムでは、代表的な3種類の基礎工事の違いと選び方のポイントを、わかりやすく解説します。
01|基礎の役割とは
建物の基礎には、大きく3つの役割があります。
柱・壁・屋根の重さをまとめて受け止め、地盤に分散させます。
地盤が部分的に柔らかい場合でも、建物全体を安定させます。
地震や強風の横揺れ・横からの力を受け止め、建物の転倒・ずれを防ぎます。
基礎の種類は「地盤の強さ」と「建物の重さ」によって選定します。地盤調査の結果を踏まえて、最適な基礎を設計するのが原則です。
02|布基礎(ぬのきそ)
特徴
壁の下に連続してコンクリートの帯(逆T字型)を設ける基礎。日本の木造住宅で長く使われてきた伝統的な工法です。
メリット
デメリット・注意点

03|べた基礎
特徴
建物の床面全体をコンクリートの板(スラブ)で覆う基礎。現在の新築住宅の主流で、地盤への荷重を面全体に分散させます。
メリット
デメリット・注意点

Asahi Hausの標準はべた基礎です。
04|杭基礎(くいきそ)
特徴
地盤が弱い場合に、地中深く杭を打ち込んで建物を支える基礎。杭の先端を固い地盤(支持層)まで到達させることで、建物の荷重を安定した地盤に伝えます。
主な種類
戸建住宅でよく使われる工法。鋼管を地中に回転圧入して支持層まで到達させます。施工が比較的速く、狭い敷地でも対応しやすいのが特徴です。
セメント系固化材と土を混ぜて柱状に固め、支持層として活用する工法。地盤改良工事の一種で、ベタ基礎と組み合わせて採用されることが多いです。
デメリット・注意点

05|地盤調査が「基礎選び」の大前提
どの基礎が適切かは、地盤調査の結果なしには判断できません。「見た目が良い土地だから大丈夫」「近所の家が問題なかったから」という判断は禁物です。
代表的な地盤調査の方法
SWS試験(スウェーデン式サウンディング試験)
戸建住宅で最もよく使われる調査方法。先端にスクリューを取り付けたロッドを地面に回転圧入し、地盤の固さを測定します。
ボーリング調査
深い地盤まで詳細に調べられる調査方法。地盤が複雑な場合や大規模な建物に採用されます。費用はSWS試験より高め。
地盤調査は通常、土地購入後・着工前に実施します。調査の結果によっては地盤改良工事が必要になり、追加費用が発生することもあります。土地の資金計画には、地盤改良費用を予備費として見込んでおくことをおすすめします。

※写真左がSWS試験、右がボーリング調査です。
まとめ:基礎の種類と選び方のポイント
✅ 基礎の種類は「地盤調査の結果」で決まる。自己判断は禁物
✅ 現代の新築住宅はベタ基礎が主流。耐震・防湿に優れている
✅ 地盤が弱い場合は地盤改良工事が必要。資金計画に予備費を
✅ 「安い基礎」より「土地に合った基礎」を選ぶことが長期的な安心につながる
Asahi Hausでは、すべての新築住宅で着工前に地盤調査を実施し、調査結果に基づいた最適な基礎工事をご提案しています。「土地を購入したばかりで地盤が心配」「基礎について詳しく聞きたい」という方は、お気軽にご相談ください。
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