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家事動線を考えたキッチンの間取りのポイントと事例をご紹介!
キッチンの効率的な配置計画において、家事動線の最適化が鍵となります。
調理作業の効率向上を実現するために、ワークトライアングルという概念が重要です。
本記事では、家事動線を考えたキッチンの間取りのポイントと家事動線を考えたキッチンの事例をご紹介します。
□家事動線を考えたキッチンの間取りのポイント
キッチンの配置計画において基本的な要素は、家事動線を効率的にすることです。
料理の効率を向上させるために、ワークトライアングルという概念が役立ちます。
ワークトライアングルは、シンク、コンロ、冷蔵庫の3つの主要な要素を結ぶ線でできる三角形のパスを指します。
これらの距離が均等に配置されると、作業がスムーズになり、無駄な移動を減少できます。
*ワークトライアングルの理想的な距離
ワークトライアングルの辺の長さは一般的に「2~3歩で移動できる距離」が望ましいとされています。
具体的には、シンクとコンロの距離は約120~180センチメートル、シンクと冷蔵庫の距離は約120~210センチメートル、コンロと冷蔵庫の距離は約120~270センチメートルが理想的とされています。
これらの距離を必ず満たす必要はありませんが、キッチンの動線に不便を感じる場合、ワークトライアングルの配置を再評価することが役立つかもしれません。
*キッチンの通路幅の目安
キッチンの通路幅は一般的に90センチメートル~120センチメートルとされています。
2人以上で調理を頻繁に行う場合、通路幅が100センチメートル以上あると便利です。
ただし、冷蔵庫の前のスペースが狭くなることに気を付ける必要があります。
□家事動線を考えたキッチンの事例
1.水回りを中心に配置
キッチンと洗面脱衣所を集約することで、家事をスムーズに進められます。
例えば、洗濯をしながら料理を進めたり、調理中にサッと洗面台の掃除をしたりできます。
キッチンと洗面脱衣所を1つのドアで仕切り、動線を最適化することもおすすめです。
この配置により、家事を効率的にこなすだけでなく、キッチンに滞在中でも朝の用意や子供の入浴を監視でき、子育て世代にもおすすめのレイアウトです。
2.家事室の導入
家事室をプランに組み込むことで、生活の中で多くの瞬間が便利になります。
パントリーと家事室を統合することで、食材の一時保管や料理の計画立てに利用できます。
また、ランドリールームと統合することで、洗濯物のたたみ作業やアイロンがけが効率的に行えます。
3.回遊動線を作る
家の中で遮ることなく効率的に移動できる回遊動線を採用することもおすすめです。
家の中を「玄関・ホール・洗面脱衣所・キッチン」を連続して結ぶ回遊動線がおすすめです。
この間取りにより、玄関から直接キッチンにアクセスでき、買い物から帰宅した際に食材をすぐにしまえます。
□まとめ
ワークトライアングルの配置を検討することで、キッチンの利便性を向上できます。
また、水回りを中心に配置したり、家事室を導入したり、回遊動線を取り入れたりすることで、家事をスムーズにこなせます。
これらのアイデアは、家庭の構成や好みに合わせてカスタマイズできます。
自宅のキッチンの動線に不便を感じている場合は、これらのポイントを参考にして、効率的なキッチンの間取りを検討してみてください。
山口市・防府市周辺で間取りに関するお悩みのある方は、お気軽に当社までご連絡ください。