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勾配天井は照明で失敗する?メリットと失敗しやすい点をご紹介!
快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、天井の形について検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
天井の形の中でも勾配天井は開放感を感じられる魅力的な選択肢です。
本記事では、勾配天井のメリットとデメリットについてご紹介します。
□勾配天井のメリット
傾斜した天井の設置には多くの利点があります。
通常、リビングやダイニングなどの広い空間に傾斜した天井を取り入れ、住まいに特別な魅力を与えられます。
以下は、傾斜した天井を設ける際のメリットについてまとめたものです。
1.開放感のある空間演出
傾斜した天井がある部屋は通常の天井の部屋よりも高く感じられ、同じ床面積でも開放感が増します。
これにより、部屋全体が広く見え、特に限られたスペースで住宅を建築する場合に部屋を広く見せる効果があります。
また、高い位置に窓を配置することで、自然光を取り入れ、さらに広がりを感じさせられます。
2.平屋でも明るい室内
傾斜した天井に高い位置の窓を設けることで、光の取り込みが増え、平屋のような住宅でも室内が明るくなります。
これにより、住宅地など暗くなりがちな場所でも快適な環境を作り出せます。
3.通気性の向上
天井が高くなることで、部屋全体の通気性が向上します。
高い位置に配置された窓からの換気により、新鮮な空気が取り入れやすくなります。
また、高い窓からの換気は低い位置にある窓よりも砂埃などの侵入が少なく、快適な室内環境を維持できます。
4.梁を活かしたデザイン
傾斜した天井の設置により、住まいの梁を見せるデザインが実現できます。
梁と壁のコントラストは、住まいにおしゃれで独特な雰囲気を与えます。
さらに、梁に照明を取り付けることで、住空間のデザイン性を高められます。
□勾配天井は照明で失敗する?失敗しやすい点
傾斜した天井の家を計画する際には、注意が必要ないくつかのポイントがあります。
以下は、勾配天井で失敗しやすいポイントについてまとめたものです。
1.エアコンの効きが悪い
勾配天井の部屋では、一般的に暖かい空気が上に、冷たい空気が下に流れる性質が影響します。
このため、エアコンの効果が十分に発揮されないことがあります。
特に冷房の場合は、冷たい空気が下に行かず、上部にとどまる可能性が高まります。
解決策として、エアコンの設置位置や冷房の主力利用を考慮し、床暖房や追加の暖房設備を検討することが重要です。
2.建築費用が余計に掛かる
勾配天井を導入すると、通常の天井に比べて建築費用が上昇する傾向があります。
例えば、リビングの広さが8畳の場合、建築費用は通常よりも約30万円程度上がることが考えられます。
ただし、この費用は具体的な間取りや資材調達状況に依存するため、慎重に計画と見積もりを行う必要があります。
3.照明が不足する
勾配天井によって昼間は自然光が充分に取り込まれるものの、夜間になると通常よりも照明が暗く感じられることがあります。
この問題に対処するためには、十分な明るさを確保する照明計画が必要です。
通常よりも強力な照明を導入したり、照明の配置に工夫を凝らすことで、夜間も快適に過ごせるようになります。
□まとめ
勾配天井のメリットとして、開放感のある空間演出、平屋でも明るい室内が挙げられます。
しかし、エアコンの効きが悪い、建築費用が余計に掛かるというデメリットもあります。
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